廿日市市宮内地区(廿日市インター付近)から見た野貝原山〜極楽寺山縦走路
野貝原山の元施設内道路を歩いて、泉水峠への山道(A-1)を行く。送電鉄塔を経由
してもしなくても同じところに出る。この辺りの道は、モトクロスバイクで楽しまれているのか、道が禿げていて、通常の山道
という感じはしない(A-2)。
また、泉水峠西側には「カートピスタヒロシマ」(A-3)のサーキットコースがあり、山の中との思えないほどに賑やかである。
この泉水峠には悪路ながら玖島泉水地区から車で進入可能だ。泉水峠〜川末までは、車の通れない県道として有名な県道「虫道廿日市線」である。
ここに詳しい情報がある。
泉水峠(A-4)からは、旧佐伯町と旧廿日市市との境界線になる尾根道を十数個のピークを越えて進む。途中のコル(A-5)までは
比較的整備がよいので、楽しく歩ける。
途中のコルから北へ数分進むと「厄除け観音」(A-6)があるので、時間があれば立ち寄るのもいいだろう。ここから、南進すれば川末地区へと
至るが、途中の谷道は崩壊していて、川の中を歩くという感じのところもあるので注意してほしい。
さて、このコルから七曲峠を目指して、691m峰を登る。691m峰の手前で登山道は2分岐(A-7)して、「支尾根を一旦降りてトラバースして
再び主尾根至るルート」と「691m峰を越えて送電鉄塔の保守路を利用するルート」に分かれる。整備前は圧倒的に後者が歩き
やすい道であったが、現在は前者が距離的にも近くいいだろう。
さらに進むと再びコルへ出る。ここからも、「鉄塔保守路を利用するルート」と「直接杉林を進むルート」に分かれる。どちらで
もよいが、鉄塔から縦走路へ復帰する道は若干ヤブになっている。杉林を抜けて、大小いくつものピークを過ぎて行くと
3等三角点のある「汐見山」のピーク(635.7m)(A-8)に至る。ここには、旧陸軍輸送港域標石(第49号)(A-9)もある。
ここを過ぎれば、数分で七曲峠(A-10)
へ到達できる。久々に舗装道路に出会う感じがする。
ここから、国道433号〜極楽寺林道の舗装道を歩いて、「極楽寺山」の山頂(標高693m)(A-11)へと歩く。車ではすぐの距離だが歩くとかなり遠い。
いよいよ下山スタート。「一願堂」「本堂」を経て、廿日市市平良地区までの山道を下る。極楽寺山の登山道はは登山解説本やインターネット
で多数紹介されているので、ここでは紹介を割愛する。
「極楽寺分岐」まで歩いて「体力の限界」という方には、極楽寺山山頂方面には行かずに北へ直進し、「アルカディアビレッジ」
へ向かい、温泉で汗を流して、ここの送迎バスで下山するという方法もいいだろう。
参考までに、七曲峠から極楽寺林道分岐までの尾根を進むルート(地図では青い点線で示す)について記す。作者は実際に
歩いてみたが、かなりのヤブこぎ状態であり、とてもお勧めできるような道ではない。歩かない方がいいだろう。
極楽寺林道分岐手前の尾根に旧陸軍輸送港域標石(第48号)(A-12)がある。この標石までもヤブこぎ覚悟でなければ到達困難である。
なお、この標石については、ここに記載がある。第48号の位置は
「茶臼岩山」とあるが、この位置は「茶臼岩山の山系(南峰)」という意味だろう。茶臼岩山の登山レポートはここにある。
登山路の時間配分 | ||||
---|---|---|---|---|
明石三叉路 -- | -- 野貝原山(三角点地) -- | -- 縦走路入口 -- | -- 泉水峠 -- | -- 厄除け観音近くのコル -- |
スタート | 〜 1.5時間 〜(元施設内道路)〜 40分 | 〜 10分 | 〜 1時間 | |
-- 691m峰南側の分岐 -- | -- 次のコル -- | -- 汐見山山頂 -- | -- 七曲峠 -- | -- 廿日市分岐 -- |
〜 30分 | 〜 20分 | 〜 30分 | 〜 10分 | 〜 20分 |
-- 極楽寺分岐 -- | -- 極楽寺山山頂 -- | -- 極楽寺本堂 -- | -- 平良登山口 | |
〜 15分 | 〜 30分 | 〜 10分 | 〜 1.5時間 |
作成:2005年6月4日
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