大竹市栗谷町広原地区から見た丸子山 | 広島紅葉カントリークラブのクラブハウス付近から見た丸子山 |
(1)広原地区(大竹市飛地)の南側の県道栗谷河津原線からのルート
広島紅葉カントリークラブ
への分岐から県道栗谷河津原線を約600m南へ進んだところに取付がある(A-1)。
県道の東側の倉庫を目印にして、ここから南へ約50m進んだところだ。登山道に入るとすぐに分岐があって、
北方向へ分岐し、植林地境を支尾根へ上がる(A-2)。しばらく進むと
尾根道は尾根を進む道と谷方向にずれる道に分岐する。前者は、荒れ道となるが、377mピークの北端で
主尾根に達する(A-3)。
一方、後者は、歩きやすい道なのだが、少し進むと「立入禁止」の札(A-4)があるので、
行かないほうがいいだろう。
主尾根の道を北東へ進むと、コルの少し先で西側が崖になっている地点に達し、ゴルフ場の
向こう(西方向)に瓦小屋山・燕山・三倉岳などがよく見える(A-5)。この先しばらくは、
踏み跡がはっきりして歩きやすいが、標高380mくらいから次第に大シダやシダが尾根を覆う状態
になり、尾根道は消失している(A-6)。胸のあたりまで大シダが繁茂しているところもあって、
かなり歩きにくい。さらに、
随所に岩が露出し(A-7)、足元が見えないのに、岩に這い上がる形となってさらに辛い。
この状態が山頂まで続く。この間、標高差で約50m程度の短距離なのだが、目の前の山頂が遠く感じる。
山頂も岩場になっており、数個の岩の上から
付近の山々がよく見える(A-8)。山頂には3等三角点がある(A-9)。
もう少し歩きやすい登山路がないかと山頂付近を探したが、見つからなかった。
西側はゴルフ場で、南西側以外は急斜面になっているので、登ってきた道を引き返す以外にいいルートはないようだ。
反省として、手に鎌を持って登山道を作りながら登るくらいの準備が必要だったと思う。
手軽にちょっと登ってみるような山ではない。大シダとの格闘に時間を要する関係で、山頂へは1時間程度かかる。
参考までに、取付の次の分岐(A-2)を支尾根に上がらずに谷方向に進むと、突然谷道が消失する(A-10)。ここから、西側の斜面に消えそうな踏み跡があるので
ここを進むと主尾根へ達することができる。丸子山への登山路としてあえて選択する必要はないだろう。
(注意)2005年11月現在、取付付近は、県道拡幅のために法面工事中だ。近い将来、取付の様子が変わると思われる。
丸子山の山頂は南北に長い尾根の北端に位置する。山頂から南へ伸びる主尾根を歩くことができる。
ただし、かなり荒れており、普通に歩けるようなところはほとんどない。作者はヤブコギをあまり苦に
しないほうだがかなり疲れる山道だ。
後原地区からは、広島西カントリー倶楽部への進入路に取付
がある(B-1)。
堰堤を渡って三ノ瀬川を玖島川合流点まで
南下して、玖島川沿いに進むとコル(B-6)で、奥谷尻地区からの登山道と合流する。
奥谷尻地区からのルートは、原神社の少し北側の玖島川にかかる橋(B-2)を渡り、山際の登山道へと
進むのが自然なルートなのだが、
2005年11月現在、この橋は流出して渡たることができない。
このため、下流の下向井橋(B-3)を渡り、玖島川沿いに農道を進むか、
奥谷尻地区北端の木製の橋(B-4)を渡り、
農業用水路に沿って取付まで進むことになる(B-5)。
(B-6)のコルから少し北方向に進んだ
小ピークに岩群(1)があって、河平連山の0号峰・傘山・嵐谷山などがよく見える(B-7)。
さらに、主尾根を北へ進んだ所にも岩群(2)(B-8)があって、同様に眺望が楽しめる。
歩きやすいのは、この辺りまでだ。ここから先は荒れていて
ヤブコギが必須となる。377mピーク(A-3)までの時間は2時間程度だ。
当然ながら、丸子山山頂を目指すだけなら、この縦走路を利用する必要はない。
作成:2005年11月5日
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