折敷畑山 標高445m

宮内工業団地より折敷畑山を望む JR宮内串戸駅より折敷畑山を望む
宮内工業団地より折敷畑山を望む。
背後は野貝原山。
JR宮内串戸駅より折敷畑山を望む。右手の山は野貝原山。
折敷畑山が野貝原山の南へ伸びる裾野の一部である様子がよくわかる。



折敷畑山は、
野貝原山の南側に延びた稜線にある山だ。 1554年に「折敷畑の戦い」があったとされる旧跡のある山だ。 山の南側斜面には、中国電力の送電鉄塔が多数あり、その送電鉄塔の保守道を中心に登山道が整備されている。 日当たりのよい南斜面の登山道の宿命で、登山者の少ない道は、サルトリイバラやシダに覆われて歩きにくくなっている。
特に、黒折登山口〜古戦場跡ピーク間は、メインの登山道で地元ボランティアによって登山道が整備されており、 大変歩きやすい。この区間ほどではないが、宮園登山口やつゆ太郎の登山口から、中国電力の送電鉄塔保守路を利用するルートは 比較的歩きやすい。
姉妹サイト「折敷畑山へ登ろう」に 紹介してきたが、近年の一部の登山道状況が変化してきたので、情報を整理することにした。 「折敷畑山へ登ろう」には、2004年当時の 様子を中心にレポートしている。このWEBとともに参照されるといいだろう。

ここ数年の主な登山道状況の変化点は下記の通り。

  1. 広島西部山系の直轄砂防事業により、宮園・四季が丘に面する斜面に砂防堰堤が 登山道を跨る形で作られてており、主要な登山道は保全されているようだが、 四季が丘3号、4号、5号堰堤のエリアでは、堰堤完成後も立入禁止区域が設定されており、 通行できない状態となっている。
  2. 県道廿日市環状線一部の黒折〜平良間の工事着手により、黒折登山口〜つゆ太郎のある谷の奥部にトンネルが掘られることになった。
  3. 黒折登山口からの新しい登山道として「横道新道」が整備された。

黒折登山口〜古戦場跡ピーク〜山頂

最も有名な登山ルートだ。地元ボランティアによって 「横道新道」が整備されている。 登山口付近(A-1)は、県道廿日市環状線が折敷畑山を貫通するトンネルの西口として 工事が予定されている。このため、トンネル手前の民家は解体された。 民家前の旧陸軍標石(第55号)は移設されるらしい(A-2)。 県道廿日市佐伯線から、小積谷への道を進むと横道新道への分岐がある。大変整備状況がよく、案内板も 多数設置されている(A-3)。 一方、小積谷へ入る手前から向かって右手に分岐するルートは、従来メインの登山道として利用してきたルートで、 尾根に登り、中国電力友和線の12号鉄塔を経由する。 こちらのルートの整備状況もすごぶる良好。ただし、県道廿日市環状線の工事が本格的にスタートすると、 トンネルの工事エリア内となる可能性が高く通行できなくなりそうだ。 途中のコルで、 横道新道、中国電力の中国電力友和線の12号鉄塔 を経由したルート、四季が丘小学校の登山口からのルートが合流する(A-4)。 古戦場跡ピークには、廿日市市観光協会と廿日市市郷土文化研究会の共同の標柱と 旧陸軍の標石(第54号)がある(A-5)。 山頂へは、古戦場跡ピークからは、北側に進路を取る。道は荒れているので、ヤブコギをしながら進む。 山頂は、なだらかな地形の雑木林の中にあり、 眺望はない(A-6)。数年前には、登山者のプレートがあったが、、 最近登ったときには、見当たらなかった。
このルートの内、黒折登山口〜古戦場跡ピーク間は、 折敷畑山のメイン登山道との位置付けだけあって、整備が行き届いている。 インターネット上でのレポートも多数ある。


(A-1)登山口付近。正面の山肌にトンネルの開口部ができる。
民家は立退きとなり建築解体されている。
(A-2)登山口(県道脇)の旧陸軍の標石。
陸軍輸送港域第ニ区標石(第55号)。
(A-3)横道新道。 (A-4)コルで従来の登山道と合流。
(A-5)古戦場跡ピーク。
旧陸軍の標石がある。陸軍輸送港域第ニ区標石(第54号)。
(A-6)山頂、眺望なし。


その他の登山路

四季が丘小学校登山口〜古戦場跡ピーク〜山頂

この登山口で行われていた四季が丘6号砂防堰堤(B-1)の工事は完了しており、登山道は問題なく利用できる。 中国電力友和線10号鉄塔から、コルの分岐(A-4)までの登山道は荒れているが、何とか歩ける状態である。 遠回りとなるが、鉄塔保守道を利用すれば、荒れ道をバイパスできる。

ポポロの森(四季が丘公園)登山口からのルート

2009年5月現在、四季が丘3・4・5号砂防堰堤(B-2)の工事は完成しているが、登山口は立入禁止となっている。なお、四季が丘公園の駐車場は、車止めがあって、駐車できなくなっている。2008年5月現在各堰堤は工事完了しているが立入禁止エリア内となっている。一部の登山道は工事により消失した模様。

宮園上登山口からのルート

宮園4号・5号堰堤ができた関係で、広電バス宮園車庫の東側の登山道にゲート(施錠あり)(B-3)が設置されている。 ゲートを越えてその先の登山道は、多少位置替えになっているものの、 ほぼ工事前と同じ位置に存在していおり、 宮園5号堰堤(B-4)の向かって右側から、谷の奥に進入できる。 もともと、谷の奥部は荒れているので、積極的に登るような登山路ではない。

宮園登山口からのルート

中国電力の鉄塔保守道を利用するので、整備は非常によい。 三角点ピーク(横道山山頂)〜古戦場跡ピーク間は、やや荒れ道になるが歩くに困るほどではない。 このルートに関して、近年大きく状況が変わった様子はない。 「折敷畑山へ登ろう」を参照していただきたい。
三角点ピーク(3等三角点、点名:道迫)は、「廿日市町史(通史編上)」(1988年廿日市町編)42ページの水系・山系図によると横道山と記されている。

つゆ太郎登山口からのルート

この登山口から南側の谷を進むルートは、送電鉄塔保守路なので整備状況がよく歩きやすい。 尾根まで上がると、上述の宮園登山口からの登山道と合流する。 この登山口から南側の谷を進むルート以外のルートを複数登山地図に記載しているが、 荒れているので注意を要する。 この谷の奥に県道廿日市環状線のトンネル東口ができる予定となっている上に、山陽自動車道高架下で国道433号線と 合流するところまで、山肌を削って新設道路ができる予定だ。 工事の進捗状況にもよるが、登山口付近の様子は大きく変わると思われる。 2004年当時には、登山口の駐車場に簡易トイレが設置されていたが、2008年6月現在撤去されている。

西明石登山口・東山登山口からのルート

これらのルートに関して、近年大きく状況が変わった様子はない。 「折敷畑山へ登ろう」を参照していただきたい。


(B-1)四季が丘6号砂防堰堤。
堰堤手前から向かって右側に取付がある。
(B-2)四季が丘5号砂防堰堤。堰堤本体は完成している。
(B-3)広電バス宮園車庫の東側の登山道にあるゲート。 (B-4)宮園5号砂防堰堤。
向かって右側より越えると谷道がある。



折敷畑山の登山地図
「この地図は、国土地理院長の承認を得て、 同院発行の2万5千分の1地形図(廿日市)を複製したものである。 (承認番号 平21業複、第340号)」
県道廿日市循環線の概略の経路を図示している。正確ではないので、参考程度としていただきたい。



なお、このページ内で使用している登山ルートの名前・登山口や分岐点の名前などは、便宜上、作者が勝手に命名したものもあります。 地図に記載した登山ルートはGPS等により測定したものではありません。

作成:2008年7月26日 & 2009年5月9日 & 2009年12月23日



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