〜 御本陣松山 標高738.9m
錐山山頂やや東側より西大峯山を望む。 | 御本陣松山を上川上地区より望む。 |
上川上〜ツヅラガ谷〜西大峯山
玖島川上のバス停の三叉路(A-1)をオクノハラ谷方面に進む。 上川上の現在の耕作地が終わる地点にツヅラガ谷から流れ出る谷川にかかるコンクリート橋がある。 この橋の袂が取付となる(A-2)。 北側に分岐し、ツヅラガ谷を登る。舗装道はすぐに終わり、 丸太橋をわたり谷の西側の山際を進む(A-3)。 標高650m付近までは、棚田跡の植林地内を進む。 谷が狭まり、棚田跡が終わる地点の山側には七人墓がある(A-4)。 七人墓については、 大峰1050のページの 「のた超え、七人墓、さんのう(山王)さん物語」 を参照されたい。棚田跡が終わる地点の先で谷川を渡り、谷川と谷川に挟まれた小さな尾根を登る。 2ヶ所の炭焼き釜跡を過ぎて、標高790m付近で植林地が一旦終わりシロモジ主体の雑木林となる。 この付近は、大きな石がゴロゴロしているゴーロ帯になっている。石だらけで 尾根の東側は歩きにくいので、やや西側をコース取りするとよい。 やがて登山道は、尾根の東側へ移り、東側にナメラ滝(A-5)を見る地点の先で 笹藪の中に突入する。笹藪はすぐに終わり、カレキガ丘の東側を進む。 (笹藪の西側の笹のないところを直登してカレキガ丘を超えて登ることも できるようだが、未確認。) カレキガ丘の東側で再び植林地となる地点に保安林の標識がある(A-6)。目印になる。 カレキガ丘の北側は、湿地帯となっている(A-7)。 この湿地帯の東側をトラバースしながら進むと西大峯山山頂東側の主尾根で 縦走路に合流する(A-8)。湿地帯付近の踏み跡は大変薄いので、地形図を見 ながら進むといいだろう。 一方、湿地帯の北側を高巻きして、西へ進み直接山頂へ登ることもできる。 踏み跡はないが笹がないので歩きやすい。 この付近(山頂の南側)はほぼシロモジの純林で、大峯らしさを感じる景色である。 「西中国山地」(桑原良敏著)にも、このシロモジの純林は大変特異なものと記されている。 新緑の季節にはとりわけ美しいと思われる。 シロモジはこの付近の山で普通に見かける木だが、作者の知る限り、純林を形成しているのは、ここと北大峯山の山頂付近だけかもしれない。 このルートには、テープで目印が髄所にあるが間隔は密ではない。 特に山頂付近では、踏み跡が薄いので、注意を要す。 山頂まで、1.5時間程度。上川上〜タキ谷峠〜ヨコロ峠の西側約200m
ツヅラガ谷の登山口を過ぎて、さらにオクノハラ谷方面に進んで谷を詰める。 舗装道終了場所から道は2分岐となり、 向かって左(南西側)(A-9)へ進む。植林地を進むと伐採後新たに 植林されていないと思われるところ(A-10)に出る。 ここから西方向に分岐(A-11)し、タキ谷峠へ至る(A-12)。御本陣松山からオオネントウへ至る尾根道の2番目のコルだ。 峠に至る大半の道がトラバース状態となっている。整備状況も比較的よく(A-13)、赤テープもある。 なお、タキ谷峠を越えて虫道側へ谷を降りると、ヨコロ峠の西側約200mの所で県道虫道廿日市線に至る(A-14)。御本陣松山
西大峯山からの尾根がオオネントウで尾根が南西向きと南東向きに大きく分かれるのだが、 この南東向きの尾根の末端にある山が御本陣松山だ。虫道と上川上地区の間に位置している。虫道の三叉路〜オオネントウ
虫道の三叉路(A-18)から、ホンタク谷を詰めていくルート。舗装道はすぐに終わって(A-19) 杉が植林されている石を積んだ水田跡の横の道を進む。谷の再奥部(A-20)で谷道がはっきりしなくなる。 正面の尾根を進むルート。向かって右手の谷を詰めるルート。 さらに右手の尾根を進むルート(オオネントウ三角点の「点の記」のルート?)を選択する ことになる。 いずれも御本陣松山とオオネントウを結ぶ尾根道に合流する。 縦走路を急登するとオオネントウの三角点へ到達する(A-21)。サイノ神峠〜西大峯山
県道本多田佐伯線を北へ進み広島市佐伯区湯来町と廿日市市の境界(大谷峠)の廿日市市側に林道夏夜鳥線の分岐(未舗装)がある(A-24)。この林道を南方向へ進むと すぐにサイノ神峠へ着く。ここは錐山の主尾根の北側始点でもある。 サイノ神峠付近の西大峯山斜面は若木の植林地になっており、 標高720m付近まで植林地管理用の作業道が付けられているのでここに取り付く(A-25)・(A-26)。 作業道終点まで進み、直進路は笹藪となるので、山に向って左側の植林地を登る。 作業道終点付近はきれいに笹が刈られていた(A-27)。 この植林地は手入れが施されており下草が少なく踏み跡はないものの大変登りやすい。 植林地内は景色が単調だ。しかも、標高850mを越えると斜面が平面的になり、 だた登っているだけという感じになる。西大峯山山頂のやや西側で、主尾根縦走路 に合流する(A-28)。御本陣松山〜オオネントウ〜西大峯山(縦走路)
御本陣松山のやや西側にオオネントウから続く尾根への道が分岐している(B-1)。 わかりにくいので、地形図を見ながら見落とさないようにする。一旦高度を下げてコルへ出て少し進むと、 桧林の中で再びコル(A-12)となる。2回目のコルが、タキ谷峠でここには交差点状に道がある。 上述しているが、東へ分岐すると上川上方面へ、西へ分岐すれば、虫道方面(ヨコロ峠の西側約200m)へ下山できる。 直進してオオネントウ方面に進む。 笹が道を覆うようなところもあるが、踏み跡を外さないように尾根を進むとよい。 ここから、高度を上げて766mピーク(B-2)を越えてからは、ながらかな地形がオオネントウの手前まで続く。 オオネントウの手前から笹道になるが、虫道の三叉路からの登山道と合流する関係で、踏み跡がはっきりしてくる。 ここから、少し登るとオオネントウの三角点(A-21)に到達する(眺望なし)。(B-1)オオネントウ〜西大峯山へ至る縦走路への分岐点。わかりにくい。 御本陣松山三角点側の尾根道から撮影。 |
(B-2)766mピーク。眺望なし。 | |
(B-3)オオネントウから次の小ピーク手前まで笹道が続く。 | (B-4)西大峯山の4等三角点。点名は「崇峰山」。 |
作成:2008年12月26日
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