米ノ餅山 標高736.4m 〜大谷山 標高881.2m

廿日市市浅原(市野地区)より米ノ餅山を望む。 障子ヶ岳登山路より米ノ餅山・大谷山を望む。
廿日市市浅原(市野地区)より米ノ餅山を望む。 障子ヶ岳登山路より米ノ餅山・大谷山を望む。
手前が米ノ餅山、その背後に大谷山、その左手のピークは、886m峰



「米ノ餅山」は、山口県岩国市美和町秋掛地区と廿日市市浅原地区の間に位置し、 主尾根が広島県と山口県の県境となっており、岩国市側の亀尾川地区からこの山を見ると、三角形にとがった形が印象的な山だ。 一方、「大谷山」は、米ノ餅山の北側の県境上にある標高881.2mの山だ。25,000分の1地図に山名の記載はない。 米ノ餅山とは、県境尾根を歩いて縦走可能だ。
岩も土も色が濃いので、大野権現山〜三倉岳〜障子ヶ岳など花崗岩質の山とは雰囲気が異なってる。
ここここを見ると、 米ノ餅山〜大谷山あたりは、泥質岩の地質となってるようだ。市野川から大谷川が 分岐する辺りの川底を見ると、明らかに種類の異なる2種類の岩が並んでいるので面白い。 こうした地質の違いのためだろうか、上述の花崗岩質の山々と比較して、 尾根の形や起伏が緩やかで女性的な雰囲気を感じさせる。
米ノ餅山への登山の場合、取付(3)からのルートの整備状況が良く登りやすい。大谷山へは、 「ヒナタゴヤ峠手前の林道〜大谷山」へ至るルートを選択するといいだろう。 両山・縦走路共に、ほとんどが植林地内のため景色が単調だ。時折テープがあるくらいなので、 慎重に地形図を見ながら歩くことが必要と思われる。
市野地区〜県境尾根

取付(1)
廿日市市浅原(本郷地区)より、県道岩国佐伯線を岩国市美和町方面に進む。廿日市市浅原(市野地区)の住宅が無くなって、 2つ目の大きな谷を過ぎて十数m先の県道脇に取付(1)がある(A-1)。 取付は見過ごしてしまうほどに目立たないが、しっかりとした山道が続いている(A-2)。 かなりの急斜面なので、道はスイッチバックを繰り返したり、急斜面を避けて迂回したりしながら、高度を稼ぐ。 標高580〜600m付近には、ほとんど岩場のないこの山で珍しく岩場となるが、右に左に大きく迂回する(A-3)。 この付近からは山道は植林地内を進むようになる。標高660m付近では、米ノ餅山山頂の南東側の位置すると 思われるが、山道は急斜面を嫌って、北方向に大きくトラバース(A-4)して、東側の谷へと進み県境尾根で米ノ餅山と 大谷山の縦走路に合流する。取付から縦走路合流点まで90分程度かかる。

(A-1)取付(1)、県道脇にある。 (A-2)雑木林の中の登山道。
雑木林内を登るので山口県側のルートとは雰囲気が異なる。
(A-3)尾根に大きな岩が出現する。
この画像は2番目の岩場で向かって左側を迂回する。
(A-4)標高660〜680m付近は山頂東側を大きくトラバースする。


大谷川沿いの林道〜米ノ餅山

取付(2)
県道岩国佐伯線が、広島県から山口県へと県境を越えるとすぐに、西方向に分岐する未舗装の林道がある。 この道を北西方向へ進むと最初に右側に見える谷に取り付く(B-1)。大谷川と林道の間に小さな竹藪があるところだ。 川には木で作った橋があるが、小さく頼りない。水量が少ない時期なら、この橋を利用せずとも、 渡ることができるだろう。
この谷の向かって左側を少し進むと分岐がある。この分岐を右方向に進むと、谷川を渡り、右の小さい谷を詰める形となる。 しばらく進むと県境尾根に達する。途中に北西方向へ進む道もあるが、どちらへ進んでも 標高約650m付近の県境線上で合流する。
最初の分岐を向かって左手に進むと、谷をトラバースしながら、高度を稼ぎ、やがて右手の谷を進む形となり、 標高約670mで県境線に達する。
合流後、県境の尾根を少しだけ急登すると、4等三角点のある米ノ餅山山頂へ到達する(B-2)。 数個のプレートがかけられていた。 山頂から北西方向は伐採地になっているので、羅漢山や大谷山などがよく見える(B-3)

取付(3)
取付(2)を過ぎて少し進むと、未舗装の林道は大谷川を3回橋で渡って、大谷川を左手に見るようなる。 右手に大きな谷が見えてくる。しかし、この谷は大谷川への合流部が狭く、 植林された棚田跡を踏査したが、いい登山ルートがない。 少し進んで、東側が山肌になったところに、取付(2)がある(B-4)。 スイッチバックしながら登ると廃屋がある(B-5)。 廃屋の先で、登山道が分岐するが、向かって右手の谷へ降りる道を選択する。 頼りない木橋で谷川を渡り、トラバースぎみに山頂まで高度を徐々に上げていく。 山頂手前で、伐採エリアに達し(B-6)、北側に大きく開けた眺望を楽しみながら進むと山頂へ到達する。 このルートは、米ノ餅山山頂三角点の「点の記」に記載されたルートと思われる。
取付(2)からさらに進んだ右手の棚田跡に作業小屋がある。 この作業小屋の南側を通過して上述の廃屋手前で取付(3)からのルートと合流至る道もある。

これらのルートは、ほとんどが整備された植林地内を通過するルートとなる。景色は単調だが、 登りやすい。林道から米ノ餅山の山頂まで40〜50分程度で到達できる。

(B-1)取付(2)。林道を登って右手最初の谷。 (B-2)米ノ餅山山頂の4等三角点。点名は、「米餅山」。
(B-3)米ノ餅山山頂から伐採地越しに北西方向を望む。
右から大谷山、886m峰、羅漢山。
(B-4)取付(3)。目立たない。
(B-5)廃屋の前の道を進み、高度を下げて谷川を渡る。 (B-6)植林地を抜けて、山頂手前で伐採地脇へ出る。



大谷川沿いの林道〜伐採作業道〜県境尾根

取付(4)
取付(3)の先に4番目の橋がある。ここまでは、車でも進入可能と思われるが、この橋の先には倒木があり、 ここから先は、徒歩のみで林道を進むことになる。急斜面を避けるために道は大きくS字にカーブし、その先の 東側に伐採用の作業道が分岐している(C-1)。近年の伐採作業用に作られたようなので荒れておらず歩きやすい。 この付近はほとんどが植林地だが、この作業道が分岐する地点から、約100m進んだ作業道の左手に自然林が僅かに 残されている。ブナが数本生えていた(C-2)(C-3)。 植林地が山の大部分を占める中で、これくらいの標高の地点では、 当然の景色を見たようで安心を覚える。作業道終点の手前から北側の尾根に取り付く(C-4)。 踏み跡はほとんどないが、きれいに手入れがされた植林地内の尾根道なので問題なく歩ける。 少し進むと県境尾根で米ノ餅山から大谷山への縦走路へ合流する。

(C-1)大谷川沿いの林道から鋭角に作業道が分岐する。 (C-2)作業道からブナ林を望む。
(C-3)尾根筋からブナ林を望む。 (C-4)作業道終点手前からの取付(4)。



大谷川沿いに登る〜県境のコル〜大谷山

取付(4)からさらに大谷川に沿って谷を詰めると、標高約650mで幅員が減少し、普通の登山道となる。 幅員減少地点に小さな「社」がある(D-1)。かつての賑わいが偲ばれる。この社の左手を進む。この付近も 棚田跡の植林地だ。標高約730mで最後の棚田跡を過ぎる(D-2)。谷の最奥部で、急斜面を避けるためか、 山道は西方向へ向かい、トラバースしながら、県境のコルへ至る。トラバース道になる最初のところで、 道とともに斜面が崩落しているので、本来の道の上側を迂回する(D-3)。急斜面なので注意が必要だ。 県境のコルは笹に覆われている(D-4)。北東方向に笹の中を大谷山へ至る尾根へ登る。尾根道はしっかりして いる(D-5)。南東方向に少し進むと、4等三角点のある大谷山山頂へ達する。なお、三角点は、山頂より やや西側にある(D-6)。眺望はない。

(D-1)幅員減少地点に「社」がひっそりと佇んでいる。 (D-2)最後の棚田跡。標高約730m。
(D-3)トラバース道の崩落箇所。 (D-4)県境のコル。笹に覆われている。
(D-5)県境尾根を大谷山へと歩く。 (D-6)大谷山の4等三角点。点名「大谷」。
山頂よりやや西側に位置している。



ヒナタゴヤ峠手前の林道〜大谷山

廿日市市中道地区よりヒナタゴヤ峠を越えて岩国市本郷町や美和町へ至る道がある。県境のヒナタゴヤ峠の手前約400m に南側へ分岐する林道がある(E-1)。ここを450m程度進んだ谷の東側の尾根に取り付く(E-1)。 下の登山地図では3ヶ所を示したが、ほかにも登れそうな所が何箇所かあるよう思える。
前述しているが、そのまま南へ進み県境のコルへ達し、北東方向に笹の中を大谷山へ至る尾根へ登ることもできる。 林道入口から大谷山山頂まで60分程度かかる。

(E-1)ヒナタゴヤ峠の中道側の林道分岐。 (E-2)林道より南東側の尾根に取り付く。



米ノ餅山から大谷山へ県境線上を歩く(縦走路)。

米ノ餅山から、大谷山へ至る県境線上の道は、ほとんどが整備された植林地内となる関係で、 歩きやすい道が続いている。最初の約150mは、伐採地の東側尾根を通過する(F-1)。 途中で、上述の取付(1)と取付(4)からのルートと合流する。植林地内のため景色が非常に単調だ(F-2)。地形図を見な がら、県境尾根を外さないように進むといいだろう。縦走に要する時間は90分程度。

(F-1)伐採地の東側尾根を歩く。 (F-2)県境線上を大谷山へと進む。
景色は非常に単調だ。



悪谷・越ヶ原〜大谷山へのルート

悪谷〜越ヶ原への分岐〜大谷山と横山の間の稜線
国道186号線を栗栖地区から小瀬川に沿って飯山方面に進む。悪谷下橋を渡って左側に林道悪谷線が 分岐している(G-1)。 分岐箇所には「通行止」の看板が掲げられている。比丘尼ヶ渕で林道が川へ崩落しているところがあるために このような掲示がされているのだろう。途中の、中国電力栗栖川発電所取水口付近までは、舗装状況も良く 車で進入可能だ。(この先約200mまで舗装されている)(G-2)
谷が急に狭くなってくると、林道左手の 急流の大小さまざな滝が見えてくる。ここが「比丘尼ヶ渕」だ。少し進むと急流も少し収まって、 松ヶ峠〜栗栖方面への津和野街道と林道悪谷線が分岐する地点へ達する。 大きな看板や、「史跡石見津和野路石たたみ道」の標柱がある(G-3)。さらに林道を進むと、 越ヶ原方面への分岐がある(G-4)。津和野街道は越ヶ原方面へ続いている。
この分岐を越ヶ原方面へは分岐せずに林道を直進する。 分岐から約100m進むと、林道は、悪谷川の東側へと渡る。川を渡る橋には、大量の流木が 引っ掛かっている。川の水がダムのように塞き止められているので、 橋の東側が川になっている(G-5)。水量は多くないので、登山靴が浸水するようなことはないだろう。 林道はこの先、時折倒木があるものの比較的歩きやすい道が続いている。 25000分の1地図では、林道が終了して、そのまま大谷山と横山の間に連なる稜線へと登山道が続いているように 書いてあるが、実際には、林道はさらに西方向に約100mほど進み終点となる(G-6)
林道終点より、南方向に谷を詰めれば、越ヶ原からグイメガ峠を 経由して浅原方面へと続く道(以下「中道浅原道」と呼ぶことにする。)と合流する。 また、林道終点から戻るように、標高約760〜約800m付近をトラバースして横山方面へと続く道も分岐している。
林道終点手前の谷にかかる橋の手前側に分岐路があり(G-7)、大谷山と横山の間の稜線へと登ることができる。 途中で、横山方面へのトラバース道と交差する。谷が2手に分かれるがどちらへ進んでも構わない。 稜線手前では踏み跡が明確でなくなるが、植林地で下草がほとんどないので、どこでも登れそうな ところから登ればよい。 林道悪谷線を詰めて大谷山と横山の間の稜線を目指す場合、このルートが最も便利だと思われる。

中道地区〜越ヶ原〜大谷山と横山の間の稜線(884m峰)
中道地区からヒナタゴヤ峠方面〜岩国市本郷町・美和町方面へ至る道より、東へ進み越ヶ原へ進入する。 25000分の1地図には、中道地区から北側と南側の2本の破線で越ヶ原へ至る道が書かれている。 北側の道は、中国自然歩道に指定されており、整備状況がすこぶるよい(G-8)。 南側の道は、中道地区から途中のコルまでが大変荒れており、わざわざ利用する必要はないだろう(G-9)。 25000分の1地図には3つの家屋が記載されているが、いずれも廃屋となっている。 水田跡がススキの原になっている(G-10)。 周辺の植林地もかつては水田であったと思われるところが散見された。
中道地区より南側の道から越ヶ原に入り、最初の分岐が、 津和野街道を経由して悪谷へ至る道だ(G-11)(後述)。 この分岐を直進し南方向に進む。南方向への道も整備状況がよく歩きやすい。 約500mほど南進すると、大きな分岐があり、ここを南東方向へ分岐する(G-12)。この道が、 「中道浅原道」となる。谷川を渡り、すぐに分岐がある。倒木などあり、ややわかりにくいが、南側の尾根へと登る。 暫く進むとコルに達する(G-13)。このコルより分岐し南側の支尾根を登れば、884m峰に達する。 尾根線に土盛があり、約10mほど植林されていない。土盛の脇の歩きやすいところを探しながら登る(G-14)。 尾根に土盛をして植林をしない構造の尾根は、この付近から横山にかけて多い。
途中のコルを直進すると、中道浅原道は「松平山公団造林地」の看板のところで、 大谷山と横山の間の稜線に達する(H-7)。ここまでは歩きやすい山道が続いているが、 稜線を越えて、南側の谷へ降りる道は、倒木が多く荒れている(後述)

大谷山と横山の間の稜線断面図 悪谷〜越ヶ原
林道悪谷線から越ヶ原へ方面へ分岐する(G-4)。この道は、津和野街道で、中国自然歩道に指定されている。 分岐後、約50mも進むと谷川が登山道を侵食している(G-15)。 歩くところがないので、川の中を歩く。その後は、整備の行き届いた道が続いている。 分岐から約20分で、越ヶ原へ至る。

大谷山と横山の間の稜線〜大谷山
大谷山へは、この尾根を西方向へと進む。この尾根は、前述のように、土盛をして植林をしない構造になっている。 途中「松平山公団造林地」の看板付近(H-7)から884m峰手前までの間には、尾根線南側の土盛が石塁で 作られてる(G-16)。 目的として考えられるのは、(1)植林伐採時の運搬経路の確保、(2)尾根線の植林は倒木 となりやすいため、と考えられるが、尾根の形状を人為的に変えていると思われるので、 植林された当時としては大工事だったと予想される。土盛の必要な理由はよくわからない。 石塁は、尾根を削ったときに出てきた石を積み上げたもので積極的理由はないかもしれない。 林業技術が進歩した現代では、それほど大きな意味がなくなっている可能性もある。 884m峰までは、尾根の北側の植林地脇が比較的歩きやすいようだ(右図参照)。
884m峰から西側の大谷山へ至る尾根は、踏み跡もなく、笹に覆われていたり倒木が多く歩きにくい(G-17)。 あえて尾根を歩く必要はないので、尾根の北側植林地内を歩くと良い。笹も倒木もないので歩きやすい(G-18)。 だたし景色が単調なので、道を誤らないように注意しながら進むといいだろう。

(G-1)国道186号線より林道悪谷線が分岐する。 (G-2)栗栖川発電所第三取水口。少し下流には、水路橋がある。
(G-3)松ヶ峠〜栗栖方面へ津和野街道が分岐する地点にある標柱。 (G-4)林道悪谷線から越ヶ原への方面への道が分岐する。
向かって右手が越ヶ原方面。
(G-5)橋を渡るとその先は川となっている。 (G-6)林道悪谷線の終点。
(G-7)林道終点手前。橋の手前から、南側の谷へ分岐。 (G-8)中道から越ヶ原への取付(北側)。中国自然歩道。
(G-9)中道から越ヶ原への取付(南側)。荒れているので行かない方がよい。 (G-10)越ヶ原の悪谷方面分岐より、水田跡を望む。
(G-11)越ヶ原の悪谷方面分岐。道標の後は廃屋。 (G-12)中道浅原道への分岐。向かって左手が浅原方面。
(G-13)コル。南の支尾根を登ると884m峰へ至る。コルの西側から撮影。 (G-14)884m峰へ向かう支尾根の道。土盛があり尾根線は植林されていない。
(G-15)林道悪谷線から越ヶ原方面へ分岐すると、いきなり道は谷川に侵食されている。 (G-16)松平山公団造林地の看板〜884m峰間にある石塁。
(G-17)884m峰〜大谷山方面の尾根線は、倒木が多く歩きにくい。踏み跡もない。 (G-18)尾根線脇の植林地付近にショウジョウバカマが咲いていた。


「中道浅原道を歩く」グイメガ峠〜大谷山と横山の間の稜線(松平山公団造林地の看板)

、 グイメガ峠のコンクリート柱には、「右山道、下浅原、左中道、昭和五年成ヶ原支○」と書いてある(H-1)。 ここを中道側へと進む。米ノ餅山の東側の谷へと、ほとんど歩かれていないと思われる山道がトラバースしながら続いている。 植林地内なので、雑木は少なく歩きにくくはないが、道自体が痩せている印象を持った (H-2)。この道は、その昔、浅原地区と中道地区をつなぐ主要道 だったと思われる。道の幅員も十分あり、馬も通行できたと思われる。
「一の谷川」を渡る地点には、楓の巨木がある(H-3)。川を渡ると楓の巨木の横に古い標柱があるが、 文字は完全に消失している(H-4)。 この先の道は倒木に覆われ、普通に歩くことはできない。谷の北側斜面に登り谷道を迂回するように進むといいだろう。 しばらく進むとまるで山道が消失したように見える場所があるが、谷を詰めると谷の北側に踏み跡が見えてくる。 この先、谷川を2回渡るが、橋は脱落しているので、渡れそうなところを探す。(H-5)。 支尾根へ向かって、南西の急斜面を大きくスイッチバックしながら登る。支尾根へ到達すると(H-6)、 北方向へ向きを変えて、大谷山と横山の間の稜線(松平山公団造林地の看板のところ)へと登る(H-7)。 支尾根は、倒木が多く笹が繁茂しており歩きにくい(H-8)。(H-1)から(H-3)までが約30分、(H-3) から(H-7)までが、約1時間、(H-7)から(G-8)までが約80分かかる。
グイメガ峠へ至る道は、横山〜鬼石山のレポートを参照されたい。25000分の1地図には、 米ノ餅山の東側の谷を詰めるルートに破線が書いてあるが、まともに歩けるような道はないようだ。行かない方がいいだろう。

(H-1)グイメガ峠。コンクリート製の標柱がある。 (H-2)米ノ餅山の東側の谷への道。道が痩せている所がある。
(H-3)谷川を渡る。楓の巨木がある。根元付近を撮影。 (H-4)巨木の横に古い標柱がある。文字は消失している。
(H-5)谷を渡る。橋は脱落。2ヶ所。 (H-6)スイッチバックで急斜面を登り、支尾根へ到達。
(H-7)松平山公団造林地の看板。稜線の南側にある。 (H-8)支尾根は倒木だらけ、笹も繁茂して歩きにくい。


米ノ餅山〜大谷山の登山地図(1)
米ノ餅山〜大谷山の登山地図(1)
「この地図は、国土地理院長の承認を得て、 同院発行の2万5千分の1地形図(宇佐郷、周防本郷)を複製したものである。 (承認番号 平17総複、第341号)」

米ノ餅山〜大谷山の登山地図(2)
米ノ餅山〜大谷山の登山地図(2)
「この地図は、国土地理院長の承認を得て、 同院発行の2万5千分の1地形図(宇佐郷)を複製したものである。 (承認番号 平17総複、第341号)」

なお、このページ内で使用している登山ルートの名前・登山口や分岐点の名前などは、便宜上、作者が勝手に命名したものもあります。 地図に記載した登山ルートはGPS等により測定したものではありません。

作成:2006年5月4日



TOPページに戻る。 このページの最初に戻る