津田地区の県道本多田佐伯線から見た矢生山
このルートは「点の記」に書かれているルートだ。取付(A-1)は虫道の三叉路のすぐ東側にあって、車も進入で
きる程の幅員があるが、すぐに細くなる。水田跡の植林地の横を進む(A-2)。途中谷川を越え、土で出来た古く
小さい堰堤を越えて谷を詰める。やがて道は谷川へ吸収されて、川の中を歩く以外にどうしようもなくなるが、
水量が少ないので問題ない(A-3)。やがて、支尾根(A-4)へ上がり、南西方向へ進み、次に南東方向へ進むと
3等三角点(A-5)のある山頂(A-6)へ到達する。
眺望のない山頂に、プレートが一つだけかかっていた。このルートの場合、取付と山頂の標高差も少なく距離も近いので、30分程度で
山頂まで登ることができる。
山頂の北東側は杉などの植林地だが、南西側は雑木林となっている。秋になれば赤く染まることだろう。
ブナに似た木もあったが、作者にはよくわからない。
山頂から南西側の尾根に道がないかと探してみたが、明確な踏み跡もなく見つからなかった。
(A-1)ルート(1)の取付。わかりやすい。 | (A-2)水田跡の横を通過し谷を詰める。 | |
(A-3)谷川を歩く。 | (A-4)支尾根。明確な踏み跡はない。 | |
(A-5)3等三角点。点名は「矢生谷」、ルビは「やおいだに」。 | (A-6)山頂。眺望なし。 プレートの標高は間違っている。 |
このルートの取付は、県道本多田佐伯線から林道東不知線が分岐する地点の南側約400mにある(B-1)。 取付は、林業用の作業道と思われるが、実際に車が進入できるのは、約30mのみだ。ここには、 不法投棄されたごみ(B-2)があって、実に不愉快な思いをさせられる。ここから先にもかつて 作業車が進入したと思われる 幅員の林道が続いているが、現在では倒木・河川の侵食・法面の崩壊で徒歩以外で進むことはできない。 しばらく進むと古い作業小屋(B-3)があって、さらに林道は約400m先の谷が二分岐する地点まで 続いている(B-4)。この林道終点から谷川を渡り中央の 尾根を登る(B-5)。しばらく急登が続き、標高約670mの南側に眺望が開けるところ (B-6)を通過し、 「中本所有林」と書いてある黄色の標柱がある小さなピークへ到達する(B-7)。 ここは三叉路となっていて、「ルート(3)」と合流する場所となっている。 この三叉路を山側へ進み、似たような地形の小ピークにも同じ標柱があり北側(山方向)へ進む(B-8)。 しばらく進むと山頂へ到達する。 山頂まで約1時間程度。 ルート全般にわたって、あまり歩かれたような様子はないが、逆に近年整備されたと思われるところもあって 多少のヤブコギが必要であるものの比較的歩きやすいルートである。
県道助道津田線を所山の逢来橋の南側から城仙川に沿って所山温泉方面(東方向)へ分岐する(C-1)。
所山温泉の横の道を
東へ直進すると(C-2)、約350m程度で舗装道は終わり
舗装されていない林道となる(C-3)。
「クマに注意」の看板(C-4)の数m先を南に分岐して、山道を進むと(B-7)
から続く尾根の末端部に到達する(C-5)。
この末端部には踏み跡がなく、とてもわかりにくいので注意されたい。
ここから杉林を支尾根まで這い上がる(かなり急登)。
西側の林道(C-6)から同様に支尾根に登っ
てみたが、かなり荒れていて同様に苦しい。いずれのルートでも、不思議なことに
支尾根まで上がれば急に歩きやすい尾根道となる。しばらく進むと標高約660m小ピーク(C-7)
に達する。ここで、北へ進路を変え、一旦高度を下げて再び登れば、(B-7)の分岐点へ至る。
支尾根末端部さえクリアすれば、比較的歩きやすい道が続いている。山頂までは1時間程度。
なお、(C-7)の小ピークから東側にも尾根道が続いているが、荒れているので、
行かない方がよいだろう。一見、歩きやすい道に見えるので、注意が必要だ(C-8)。
作成:2005年8月26日及び2006年9月1日
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