〜 市間山 標高1,008.8m縦走
県道吉和戸河内線(立岩ダム湖の湖畔)から見た立岩山・市間山
写真右手のピークが立岩山で、写真左際のピークが市間山
「坂原上の橋」バス停の横に野菜無人市がある(A-1)。もう13年もこの無人市は続いているようで、
登山した日もたくさんの新鮮野菜が並べてあった。この無人市の横から取り付く。取水場の西側を通り(A-2)、二股(A-3)へと
タテイワ谷を詰めていく。二股からは、スイッチバックかつトラバース道となり高度を稼ぐ。
トラバース道の終わり付近から主尾根までのルートは複雑な地形でわかりにくいので、
拡大地図を作成した。参照してほしい。
沢(1)(A-4)→沢(2)→沢(3)→沢(4)と谷川を越え尾根の末端部を交互に越えて支尾根へと登る。支尾根を急登すると、
日の平山山頂から北東約350mの小ピーク(標高約1,080m)(A-5)に到達し
主尾根の縦走路に合流する。沢(3)は道を見失いやすいので注意が必要だ。
支尾根付近の道を調査すると、植林地管理用と思われる作業道が標高約890m
と約860mくらいにあって、このあたりの支尾根間を行き来できることが判明した。この付近の支尾根は植林地
で、雑木が少ないので、踏み跡の有無に関わらず、どこでも、主尾根まで登れるようだ。
拡大地図では、この辺りの作業道なども調査できた範囲で書いてある。(青色はヤブコギ)。
主尾根到達点から縦走路を南西方向に進むと、3等三角点のある日の平山の山頂までは数分で到達できる(A-6)。眺望なし。
(A-1)坂原地区の野菜無人市。 | (A-2)取水場の西側を通過。 | |
(A-3)二股。この先はスイッチバックかつトラバース路。 | (A-4)沢(1)を渡る。この先は複雑な道となるので、拡大地図参照。 | |
(A-5)主尾根の縦走路へ合流。 | (A-6)日の平山の山頂。眺望なし。 3等三角点、点名「日ノ平」。 |
主尾根までの拡大地図 「この地図は、国土地理院長の承認を得て、 同院発行の2万5千分の1地形図(戸河内) を複製したものである。(承認番号 平17総複、第341号)」 |
主尾根まで登ってしまえば、高低差も少なく気持ちよい縦走となる。全般にわたってほとんどが笹道だが、
テープがずっと下山口まで目印となっており迷うことはないだろう。
日の平山から立岩山までは、約1時間かかる。立岩(B-1)を過ぎてからは、急に岩だらけの道になるが、
展望もよくなり、4等三角点のある山頂(B-2)からは、立岩ダム湖、十方山などが良く見える(B-3)。
目指す市間山もよく見える(B-4)。
立岩山山頂から市間山山頂までは約1時間かかるが、笹床のブナ林が縦走路の
両側に拡がり、距離と時間を忘れさせられる(B-5)。
市間山山頂(3等三角点がある)は、ブナ林の中にあり眺望はない(B-6)。
さらに、ハチガ谷の頭を通過し、
作業道上田吹西平線の取付へ下山する(B-7)。登山道の整備状況はたいへん良好だ。
こういちさんのページに示してある安芸太田町の旧筒賀村と旧戸河内町の境界線を牛首峠(イチマ峠)へ下る
登山路は、見当たらなかった。
(B-1)立岩。昔は観音さまが奉られていたらしい。 | (B-2)立岩山山頂の4等三角点。点名「観音」。 | |
(B-3)立岩山山頂から十方山方面を望む。 | (B-4)立岩山山頂から市間山方面を望む。 | |
(B-5)笹床のブナ林。実に美しい。 | (B-6)市間山山頂の3等三角点。点名「市間山」 | |
(B-7)作業道上田吹西平線の下山口 | (B-8)林道臼谷線からの作業道上田吹西平線分岐 |
熊の痕跡。 |
作成:2005年9月4日
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